gengen33の草ラグビー奮戦記

ボールを持ったらとにかく突っ込め!

コシトラさん

      2019/07/05

部屋の片付けをしてたら、”越川教官退官記念パーティー” というラベルを貼ったビデオテープが出てきました。

越川教官は終戦直後に設立まもない母校に入学しの卒業後もそのまま大学に残り教職につきラグビー部の面倒をずっとみてきた名監督です。その越川教官(通称コシトラさん)が退官されたときに同窓のラグビー部のOBが集結し、母校のグランドで現役生と試合を行い、その後JR下関駅近くの会場へ移動し記念パーティーが催されました。

2つ下の後輩がビデオカメラを持参して試合とパーティーの模様を撮影し編集したのがこのビデオテープなのです。

大学院で画像解析のお勉強をしている世の中の事にはうとい愚息に事あるごとにメロンパンをあげて、プログラミングやパソコンの小ワザを教わってるんので早速このビデオテープの映像をパソコンに取り込んでDVDも作成しました。

コシトラさんは練習をしていると白衣にサンダルのスタイルで駆けつけて、フォワードがスクラムを組んでるとそのままの格好で一緒になってスクラム組んで首の取り方を教え、試合前には対戦相手を “血祭りにあげて来い” と檄をとばし、私も “相手のスタンドオフをポンコツにして来い ” とよく言われましたわ。私のボールを持ったら馬鹿みたいに突っ込みまくるプレースタイルもこのときに培われたものだと思います。このビデオテープの試合の中でも私は白いヘッドキャプをして馬鹿みたいに何度も突っ込んでおりました。

 

コシトラさんはそんなまさに “虎” のような剛毅な方でしたが、練習の後に学生たちと煙草を一服しながら歓談していていつも学生に煙草を箱ごと差し出してニコニコしていた柔和な顔も忘れられません。

コシトラさんが逝去されて23年たちますが、10月には墓参を兼ねたラグビー部のOB会も下関であるようです。

“貧乏暇なし” 雑事に追われてこのところバタバタしている私は今回のOB会は参加できそうにないなぁ。残念だぁ。

 - 水大ラグビー部